カレー屋モーダルの,就職しないで生きるには

地方の大学生が,カレー屋で食っていくためにあれこれ考えるよ

みんなお金が欲しいんでしょ?

モーダルです。

 

第二回目の投稿です。第一回はざっくりした自己紹介をさせていただきました。

今回はその内容を掘り下げることもなく,かつカレーについて,お店の経営について考えるでもなく,「お金」について考えていきたいと思います。

 

突然ですが,あなたはお金が欲しいですか

僕は欲しいです。嘘偽りなく,お金が欲しいです。

 

 

なぜお金が欲しいですか?買い物?外食?貯金?家族?

 

 

 

社会というものは,その社会がテーマにするモノを使いこなせる人,モノをもっている人に対して有利になるようにできています。

 

たとえば「車社会」。車を持つ人は広い道路を自由に移動でき,郊外のショッピングセンターで買い物ができます。反面,車を持たない人はどうでしょうか。公共交通機関か自転車,徒歩。車を持っている人に頼る。僕は田舎の車社会,かつ坂道の多いエリアに住んでいるのでこのことを痛感させられます。車が無いとキツイ。

 

日本という国は資本主義社会です。これが何を意味するかというと,「お金」を持っている人が有利という意味です。お金を使うことにより,不自由なく食っていけます。手厚いサービスが受けられ,医療も,または先に述べた車も含め,様々なモノが手に入ります。海外旅行だって,欲しかったダイアモンドの指輪だって,あるいは友達と「遊ぶ」こと,いろいろなモノが手に入ります。

 

いずれにせよ,日本で生活するうえで全員が必ず必要になるのがお金です。そしてお金があることによって,自分の欲望を満たしうる様々な可能性を得ることができます。人間は基本的に欲望に正直な生き物なので,それを満たしうる素材となるお金を欲しいと思うのです。短絡的なところでは「お金があればラーメン食べられる」,ちょっと遠くを見れば「貯金があれば老後は安心」。

 

安定した収入が欲しい。それを手っ取り早く達成するのは就職。特に公務員。バイト先のおばちゃんは皆僕に言います,「公務員になりなさい」。

すごく分かる。もしかしたら僕も30歳になったら公務員かもしれない。安定した収入,欲しい。幸せな家庭を気づいて,奥さんや子供の幸せを見守りたい。

 

 

 

でも!

一つだけ言いたいことがある!!

声を高らかにして言いたい!

 

お金は,目的ではない!お金は,目的ではない!

 

 

お金は手段です。そして,お金はオマケです。

 

 

 

お金を目的だと思い込んでしまうと,沼。沼です。

もう抜け出せない。

 

お金は,欲しい。でも,お金を見て見ぬふりをする。お金が関係しない部分,例えば純粋な人の感情。そこを考える。

純粋な,自分も含めた人の幸せを考えるんです(宗教とかじゃなくてネ)。そうすると,本当にいろんなものがついてくるんです(お金も含めて。そういう意味でのオマケです)。

当然お金がないと生活できないので,お金は必要です。そして僕もお金は欲しい(お金があれば楽器が買える!!)。でも,上手にお金と付き合わないと,お金はおろか,人もモノもなにもかもが逃げていきます。上手なお金との付き合い方とは,適度に目をそらすことです。完全に目をそらすといけません(完全にそらしてもいい人もいる)。

 

この話題は僕のカレー屋をやるうえでの最大の問題というか,課題というか,お店を経営するうえでのある種のジレンマだと思っています。そして僕が東京でお店をやりたくないと思った最大の理由です。

また掘り下げていきたいと思います。